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当科について

1. 特徴

 当科は、関節リウマチや全身性エリテマトーデスのような膠原病や原因がわからない発熱、感染症など全身の症状をもった病気を診療しています。この分野の治療法は、この数年の間に急速に進歩し、関節リウマチへの生物学的製剤の使用や膠原病に対する新しい免疫抑制剤の投与により寛解状態(治癒したわけではないが病気が安定している状態)を目指します。特定機能病院という性格上、急性期や難治例の患者さんの診療が主体であり、治療により一定期間病状が安定した場合は主に近隣の病院や医院で継続治療を受けていただき、当院には数ヶ月~1年に一度定期受診していただくという医療連携を進めています。

 平成19年、静岡県内の医療連携の推進を図ることをその目的の一つとして、「静岡リウマチネットワーク」を開設し、その事務局を当科に置くことになりました。この組織は、主に関節リウマチの診療レベルの向上を達成するため、静岡県における関節リウマチ診療に関わる医療機関をネットワーク化するものです。当科は「静岡リウマチネットワーク」の中核施設として、静岡県のリウマチ膠原病診療をリードしていきます。

2. 主な診療対象疾患

浜松医科大学附属病院

非常勤先医療機関

合計

関節リウマチ

186

466

652

全身性エリテマトーデス

83

100

183

シューグレン症候群

118

84

202

血管炎症候群

60

114

174

多発性筋炎・皮膚筋炎

41

23

64

強皮症

31

61

92

混合性結合組織病

19

14

33

ベーチェット病

31

3

34

成人Still病

18

16

34

IgG4関連疾患

26

2

28

 
脚注・・・非常勤先医療機関の症例数は、当科の関連病院の数値を含んでいない数値です。(大学の常勤スタッフが非常勤として勤務している機関の症例数です)

3. 研究

・関節リウマチ

 現在、最も力を入れているのが「静岡リウマチネットワーク-アバタセプト多施設共同研究−」です。これは、静岡リウマチネットワーク所属の12医療機関において、関節リウマチ患者さんに対し生物学的製剤であるアバタセプトを 投与し、その有効性と安全性を検討する前向き研究です。全例調査とは異なり、血清サイトカイン濃度や抗シトルリン化蛋白抗体値および骨関節の構造変化度などを定期的に測定しており、日本人の関節リウマチ患者における貴重な知見が判明しています。
 また生物学的製剤により寛解に導入したあとのバイオフリー寛解を維持するための経口抗リウマチ薬の投与法について検討を行なっています。


・シェーグレン症候群

 自己免疫疾患のモデルとして適しているシェーグレン症候群について、継続的に研究を行なっています。本症候群の唾液腺病変の分子学的機構を明らかにすることにより、新たな治療法の開発やリンパ腫への進展メカニズムなどの解明を行なっています。


・IgG4関連疾患

 静岡県地区において、多数の本疾患患者の診療を行なっており、疫学的調査、臓器病変や検査値異常の解析を行なっています。


・厚生労働省研究

 平成26年現在、「難治性血管炎に関する調査研究班」と「がん化学療法および免疫抑制療法中のB型肝炎再活性化予防策の確立を目指したウイルス要因と宿主要因の包括的研究」班に参加して、全国規模の調査研究に従事しています。

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